A little sophia, at least sobriety. [はてなブログ出張所]

「わずかでも智を、せめて素であれ」― アルコール依存症と一生向き合うためのブログ

補: なぜアルコール依存症に?その「理由探し」は無意味である(および「アルコール依存症のアンチノミー」について)

ここまで「アルコール病棟 入院するまで」と題して、全6回に分けて数年にわたる自分のプロセスを記述してきました。自分でも書いているうちに思わず長くなってしまいましたし、思い返すだけでもけっこうキツイものがありました……。 さて、とはいえ、読まれた…

アルコール依存症で初入院するまで(6):連続飲酒の再発と猛烈な不眠状態の到来、そして自主入院へ【敗北編】

マロリーワイス症候群での入院から約3週間後、病院にて再度血液検査を受ける日がやってきました。 このときの結果は、γ-GTP が入院時の600から200に低下していたのがまず目を引きました。自分としてはわずか3週間とはいえ、全く飲んでいない状態を維持してい…

アルコール依存症で初入院するまで(5):マロリーワイス症候群での吐血と、人生初の手術と入院【破綻編】

週末は連続飲酒状態で酒浸り。酒を飲んでいない平日の日中は、常に強烈な嘔吐感に襲われ、職場でも移動中でもトイレに駆け込みゲーゲーと嗚咽を繰り返す日々。平日も帰宅したら酒を飲み、離脱症状がピタリと収まるのに安堵しつつ、また寝るまで酒を飲む。朝…

アルコール依存症で初入院するまで(4):「連続飲酒」の突入と「離脱症状」の発現【発動編】

確かに睡眠薬の服用をやめ、アルコールだけを飲んでいれば、いつでも寝ることができるようになります。それでも自分の場合は、酒の飲み過ぎは避けようという考えだけはまだ残っていましたので、以前は「”一晩で”焼酎かウィスキーを1本720ml」だったところを…

アルコール依存症で初入院するまで(3):睡眠薬の効き目の薄れと睡眠障害の始まり【没落編】

睡眠薬。それは私にとって、最初のうちは驚くほどよく効きました。人によっては、副作用なのか、それとも薬が効きすぎてしまうのか、「目覚めがよくない」「起きたあともフラついてしまう」などの症状が出てしまい、薬が合わない方もいるようです。しかし私…

アルコール依存症で初入院するまで(2):適度な運動と初めての睡眠薬【格闘編】

γ-GTPが200を超え、脂肪肝と診断された私は、まず適度な運動として、ジョギングやロードバイクでのサイクリング、ボルダリングなどを再開しました(30代のはじめ、自分は一度カロリー制限にハマって劇的な減量に成功し、そこからのリバウンドを防ぐためにこ…

アルコール依存症で初入院するまで(1):健康診断で γ-GTP が200を超えてから【覚醒編】

自分の場合、アルコールを飲み始めてから入院するまでのあいだ、約20年の月日が必要でした。アルコール依存症にいつなったのかは、正直にいってわかりません。ただ自分の場合、酒を恒常的に(つまり毎晩のように)飲み始めたのは大学生の頃からでした。酒へ…

アルコール依存症者の、アルコール依存症者による、アルコール依存症者のためのブログを、はじめました。

みなさま、はじめまして。このたび、「アルコール依存症(アルコール中毒、アル中)」をテーマにしたブログを書き始めることにしました、philosobrates(フィロソブラテス) といいます(独自ドメインをとってWordPressで開始したのですが、しばらくはこちら…